テキストサイズ

桜の夢

第10章 50cm

結局、私はジャージのままだった。

体育の後の省略されたHRのため、クラスの大半はもう教室にはいなかった。

流星も部活に行ったのか、教室にいない。

教室に残ってる人達で事情を知る者はひそひそと何かを言い合い、事情を知らない者は不審な目で私を見ていた。

流石に、そのままバイトへ行く訳にはいかなかったので、小百合についてきてもらって保健室で予備の制服を借りた。

先生は心配してくれたけど、私は何も言わなかった。

さぁ、バイトだ。

頑張ろう、私。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ