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あなたの隣で恋をする

第1章 隣の山梨くん

そこには男の人が倒れていた

『大丈夫ですかっ!?』


私は上半身だけ抱き起こし
頭を膝の上に乗せた


「……だれだっ…て…めぇ…」


意識朦朧としながら
話した

ってか口悪っ!!


『えっと、今日隣に越してきた
山城です……
って自己紹介してる場合じゃない!!


すっごい熱じゃないですか!!』


おでこに手をあてた

汗でうっすら髪は濡れていた



『と…とりあえず
病院だよね!!

でんわ、でんわと』


ポケットからケータイを出して
電話しようとすると


「かってなこと…すんじゃねえ…」


手を携帯ごと床に押さえつけられた

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