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あなたの隣で恋をする

第1章 隣の山梨くん


ドアが開いて入ってきたのは
背のスラッとした男の子


あれは180以上ありそうだな。うん



黒板に名前を書いてるのをボーッと見て
かってに推測








……………ん?





『あぁああーーーー!!』



私はつい立ち上がり指を指してしまった



「なんだ山城、静かにせんか」



男子生徒は名前を書き終えると
振り返り



「今日から春名高校に通うことになりました

山梨碧です、よろしく」


はっ!?



『えぇぇえええっ!?』



意味わかんないんだけど


ちょっまっ…ぇえ!?




「だから山城うるさいぞ!!

すまんが山梨、おまえの席は
あいつの後ろだ。申し訳ない」



おい、矢野先生がなんでそこまで謝る


てかそんな場合じゃないって



回りの女子は何かきゃっきゃしてるし



山梨碧はこっちに歩いてきて


私の後ろに座った
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