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すき。

第1章 転校生

午前中の授業が終わり、今は昼休み。
ちなみに、私たちは高校2年生!

「めぐみ、白石くんカッコよかったね。でもさ、なんでめぐみの隣に行ったんだろ~。」

「気になったからって言ってた。意味分からん。」
「一目惚れとか?」

「一目惚れ!?ありえないよ!されるんだったら紗織のほうだよ!紗織のほうが可愛いし、私の前の席で、眺められるから座ったんじゃない?」

「そっちのほうがありえねーよっ!めぐみ、説明すんの必死!あはははは!」
「そんなに必死だった?」
「うん。だって…あ」

「?」

紗織が話すのを急に止め固まった。
「紗織、どうしたの?」

「後ろ。」

「後ろ?…あ」

振り向くと白石くんがいた。

え、今の聞いてた?

「うん、俺、米倉さんに一目惚れしちゃった♪」

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