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すき。

第2章 一目惚れ

今は放課後。
日直だから残ってるんだよね…面倒くさい。

「紗織っどうしよう!なんか意識しちゃってノート書けなかった!」

「それより早く日誌書けよ。早く帰りたい。」

「ひどっ!ちょっと待ってえーと三時間目は国語で…今日は…っと!できた!さぁ帰ろー!」

「やっと終わった!あ、ちょっとトイレ行ってくるね。」
紗織が教室から出て行った。

外でも眺めてよ。

「わあ、良い風~。涼しい。」
今は9月。まだ暑い。

「ん?あれは…白石くん?」

白石くんが女の子と何か話していた。

「…」

何だろ、このモヤモヤ… 白石くんが女の子と話してるだけだよ?
恋?
「うわっまさか!ないないないないっ!ありえない!」

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