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雪月花

第1章 冬のある日


「流星ってさぁ…一途だよな」

「なっ…」


思わず顔が赤くなる。

その反応を見た誠司が俺の頬をつつく。


「一途で恥ずかしがり屋で素直で優しいのが流星ちゃんだよな~」

「止めろっ!恥ずいっ!男の頬をつついてどうするんだ!!気色悪いっ!!」

「ふっふっふ…。流星の頬は女の子より柔らかいんだぜっ」

「やかましいっ!」


俺の顔はどんどんと赤くなる。

思いっきり誠司に遊ばれている。

というか、女子より頬が柔らかいって…こいつはどんだけ人の頬をつついてんだ?!

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