雪月花
第7章 この気持ちの名前
→SIDE 流星
そして午後―
遠くから誰かを応援している声が聞こえる。
それを本部テントの中でぼぉーっと聞く俺。
バスケの試合は午前で終わり、いざ仕事と思っていたのだが…
どうやら思っていたより仕事が順調に進んだらしく、俺に引き継いだ奴が殆ど終わらせてしまったらしい。
よって…暇になった。
でも何かあるといけないから、こうやっている訳だが…
何も無さすぎて眠くなってくる。
やばい…本気で寝そうだ…
そうやってうとうとしていると…
「お疲れ様でーす…」
声がした方を見れば東城だった。
と、東城?!
一気に目が覚める。
って…なんでだ?!?!