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南の龍

第2章 出会い

私は、少し顔を歪めながら校門に近づいていく。

女子の中心には嫌味なくらい顔が整った男子が3人いた。

なんだ?アイドルか?

アイドルのことは全然詳しくない私。

でも、あんな人だかり作れるのはアイドルくらいしか思い浮かばない。


でも、まぁアイドルなんかに興味ないからスルーに限る。

「ねぇ、ヤバくない?刻さん達来てるんだって!」

「えっ、マジで!見に行こう!」

通りすぎていく女子達はみんなそう言ってさっきの男達のところに走っていく。

おいおい。体育ときは言われても走らねぇ癖にアイドルがいたら走るのかよ。

いや、当たり前か。

体育ときにあいつらいたら便利だろぉな。

まぁ、そんなことはどーでもいい。

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