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南の龍

第11章 刻ん家


バイクがガレージに入って、バイク音と振動が消えた。

それで、ここが刻の家だと分かる。

綺麗な洋風の造りで結構でかい。

でも、まぁどこにでもあるような感じだ。

「美椰!早く!」

輝の声がする方を見たら二階の窓から顔を出していた。

「え?輝いつのまに!?」

「美椰も早く!」

まだ、刻も家の中に入ってないのに何故輝が入ってるんだ。

「おい、早く来い。鍵閉めるぞ」

「あ、おぅ」

私は刻に呼ばれて、刻がいる玄関に駆け寄った。

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