南の龍
第12章 そーゆう関係
そして、私はまたベットに寝転んだ。
何もしたくない。
『心ここにあらず』
マジでそんな感じかも。
気がつけば刻のことを考えてる。
頭から消そうとすればするほどその存在は大きくなっていく。
……イライラする。
すると、枕の横に置いていた携帯が鳴り出した。
ディスプレイを確認すると『沢田刻』の文字。
……うわぁ。出たくねぇ。
何の用だよ。
昨日の今日でよく電話できたな。
こいつある意味天才だわ。
ムカつく、KYの天才だわ。絶対極めてるわ。恐いわ。
やっぱ
悪魔<<<刻
だわ。