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南の龍

第16章 気持ち


そのあと、会話もいつものように弾まなかった。

そして、刻は「眠たい」と理由で帰っていった。

私は、気付いてしまった自分の気持ちをばれないようにするのに精一杯だった。

意識するとどうしてもダメだ。

私が私じゃないみたいだ。

恋ってこえぇ…──。


そして、私はベットに入った。

目を閉じると刻の顔が頭に浮かんだ。

それと、一緒にさっきの恐怖の映像が頭に浮かんだ。

私は、パッと目を開ける。


寝れねぇ…──。

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