テキストサイズ

南の龍

第4章 南龍


「美椰ぁ〜!」

私の名前を叫んで飛び付いて来たのは紛れもない輝だった。

バイク男の性格はまだいまいち掴めない。
名前すら知らない。

聞いた方がいいんだろうか?

それとも、教えてくれるのを待つ方がいいんだろうか。

「美椰!ゲームしよ!」

「先お昼食べる」

「うん!分かった!」

私は、なぜこんなに輝に好かれてるんだよ。

相変わらず分からない。

この三人は分からないことが多すぎる。

なのに、この三人は私のことを何でも知っているような気ががする。

だから、すごくこわい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ