テキストサイズ

南の龍

第8章 守るから


部屋を出ると刻以外に輝と金髪男もいた。

「美椰!」

私が出てきたことに気付いた輝は、私の名前を呼びながらこっちに走ってきた。

「美椰、大丈夫だった?」

「微妙……かな」

「ごめんな」

「なんで、輝が謝るんだよ」

「だって、美椰が襲われたの俺らのせいじゃん」

「別に私が油断してただけだから」

「でも…──」

「輝は悪くない」

「……」

「来てくれてありがとう」

私がそーゆうと輝はぱっと笑顔になった。

「うん!!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ