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俺たちのゲーム

第3章 大輔

僕は最初何のゲームなのか理解していなかった。
祐は楽しそうだったし。
京士郎の焦った顔を見るのは心地が良かった。
志音だってそこまで嫌な顔はしていなかった。

京が捲り上げたTシャツの中から見える物を隠すように手がそれを揉んでいる。
嫌がっている割には目が潤んでいて元々、可愛い顔がいっそう柔らかくなっていた。

「京?きもちー?」

酔った祐が京に擦り寄る。
長い指先で京のお腹を突っついた。

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