恋モヨウ
第2章 違和感
あわわわ…マジだ。
教室のドアに、女子や男子に囲まれている。
間違いなく、達也先輩。
な、なんでこんなとこに!?
「珍しいなあ。兄が来るなんて。呼んでみようか?」
「や、やめて!だめだめ!!」
ニヤリSな顔で笑って「達也ー」と呼んだ。
悠菜の声に気づいて、私たちの方を向いて笑った。
そして、周りの人をどけてこちらに向かってくる。
うそでしょ……
達也先輩が、こっちに来る。
悠菜の方をむくと、ニヤリと笑って「告白しちゃえ」と小さい声で、知佳に言った。
無理、無理ー!!