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妹=肉体奴隷。

第8章 野乃花とお兄ちゃん。



理「…野乃花ぁ?」



私の声に体をビクッと
震わせながら


後ろを振り向く女の子。


野「あっ…理衣子ぉ」


ぎこちない笑顔で笑う。



理「もぅ‼

どこ行ってたのぉ⁉」



野「あっ…うん、ごめん。」


そう言って苦笑いする野乃花の
後ろから見える

男の人の姿。




理「え…お兄ちゃん?

…どうして?」



幸「部活終わるまで

待ってるって言っただろ?」



そう言って、野乃花の横を通り

私の頭を優しく撫でてくれる。




理「…ぁ、ありがとう…」



お兄ちゃんの優しい笑顔と言葉に

顔を赤く染める。




「集合‼」


「「「はい‼」」」



体育館から部長の声が聞こえる。



理「あっ、行かなくちゃっ!
行こう、野乃花!」


野乃花の手を引く。


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