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理「ぅぅっ…ぅふんっ…」



物静かなお兄ちゃんの
部屋に、


私の泣き声が響く。



お「…理衣子？

そろそろ兄ちゃんに
話して？」


そっと私の頭を撫でて
くれるお兄ちゃん。



…私が知ってる…


前のお兄ちゃんだ。



お兄ちゃんはよく、
私が泣いていると


頭を撫でて理由を
聞いてくれる。


そのお兄ちゃんが
今ここにいるのだ。


肉体奴隷になってから
見ていないお兄ちゃん。


そのため、また別の
涙が私からこぼれた。