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妹=肉体奴隷。

第12章 大好きな野乃花。



…お兄ちゃん、
毛布もなんにも


かけてないで
寝てたんだ…


本当ならお兄ちゃんが
かけるハズの毛布。


それは私にそっと
かけてあったため、


お兄ちゃんの腕に
触れてみると、


私の体温でその部分だけ
あったまった。



…なんで私なんかに…
お兄ちゃん、風邪引いちゃうじゃん!


急いで起き上がり、
お兄ちゃんに

毛布をかけようとした
その時。


お「…ん。

理衣…子?
どーした?」



眠たそうに前髪を
掻き上げるお兄ちゃん。


理「ど、どうしたじゃ
ないよぉー!

ほら!

こんなに冷たくなって…」



私はお兄ちゃんの頬を
両手で包む。


じんわりと暖かい私の
肌に、お兄ちゃんの


冷たい肌の気温が
移っていくのを感じる。


お「ふふっ。そーだな。

昨日の夜は、
寒かったからな。」

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