君色に染めて。
第2章 #1おまけ。
諒side。
バタンッ
部屋のドアが閉じるのを確認し、
「はぁ~何やってんだろ。あんな一人の女に手が出せないなんて。」
人として最低だけど、俺は女を抱くという事が好き。
そして顔立ちもそれなりに悪くはないから、女は平気でやらせてくれた。
嫌がる顔をもっとみたくてついつい俺らはレイプに手を出してしまう。
そして撮った動画を三人用コピーして。
それを見て俺達は女が捕まらなかった時にそれぞれ家で動画を見ながらオナをしてた。
でも今日は何故か手を出せなかった。
いつもなら平気で中に突っ込むのに、
今日は出来なかったんだ。
そうだな…
今の気持ちを言葉で表すと、
「屈辱…だよね。」
不意に後ろから囁くように翔太が呟いた。
そうそう、それだよそれ!
一人感心していると翔太は続けて、
「なんて言うかさ…
一人の人を好きになるっていいよね。」
ドアを見つめながらクスリと翔太は微笑む。
翔太も俺と同じ事を考えていたようだ。
だから俺は素直に、
「そーだね」
そう返した。
酷い言い方かも知れないけど…今まで男と女はやる為だけの存在だと思ってた。
別にそんな依存してしまうような特定の相手なんかいやしないんだと。
ずっと俺は、いや、俺達はそう思ってた。
でも違うと思えた。
というか気づかされたんだ俺達は。
廉のあの行動に。