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わたしの弟

第2章 彼氏






それは、いきなりきた出来事だった。





「付き合ってくれないかな。前から好きだった」



クラスの男子からの告白だった。





これを機に翔を忘れようと思ったんだ。


だから「いいよ」って。











「送ってくれてありがとう!酒谷くん」

「いや、今度から送ってもいいかな?朝とかも…」

「もちろん!」

そう言うと少しの間見つめて、だんだんと顔が近づき…


「んっ」


唇に当たる彼の唇。


離れるとまた角度を変えて何度もキスをする。




頭には翔が浮かんでしまったんだけど…

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