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彼はセフレ。

第23章 紛

あたしを置き去りにして、シュウが前に進む。


あたしも進まないとだめだね。



シュウ。

嫌いになれたらいいのにね。


あたしの幸せはシュウは叶えてくれない。




シュウの匂い。


笑った顔。


綺麗な目。


仕草。



全部まだ覚えてる。

覚えていたいと思った。

忘れたくない。

シュウと居た日を。


忘れたら、今まで過ごした日々を否定することになる。

認めて、そして、進みたい。





シュウが居ない未来へ。

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