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彼はセフレ。

第23章 紛

暇なときメールすると、遅くまで付き合ってくれた。


優しい人。



みんな優しい。


あたしは罪悪感すら感じる。




―ごめんなさい。



みんなに何も言わず、あたしは悪いことをしている。


騙してるわけじゃない。


嘘もついてない。


ただ、言えないだけ。


嫌われるのが、軽蔑されるのが、恐かった。


大人になったら笑って話せるのだろうか。


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