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彼はセフレ。

第8章 距離

きっとシュウがそばにいるからだ。



「あたしね、大学行きたいんだ」



あたしは大学を目指すことにした。


志望校があるのはシュウのいない街。


シュウと離れるまでのカウントダウンが始まる。


順調に学力が上がり合格できたらだけど。


「ふーん。だから?」


そっか、あたしがどこにいたって気にもならないか。




―――逢えなくなっても、シュウは全然寂しくないの?




寂しいのも、その道を選ぼうとしてるのも、全部…あたし。

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