機動戦士ガンダムδ
第4章 新しき人類
「クロード!こっちは任せろ!その代わり帰ってこいよ!」
「了解です!」
次々とロング・メガ・バスターの光軸で敵機を貫き、二機のフィン・ファンネルの交点で炎を弾けさせる。
「くそっ!きりがない!くっ!」
斬りかかってきたドラッツェのサーベルを、瞬時に抜いたサーベルで受ける。
一旦後退する。「後ろだっ!」
「えっ!」
振り替えると一筋の光が真っ直ぐ伸びてくる。あまりの眩しさに目をつぶろうとすると、何かの影が光を遮った。
うっすらと目を開けると、メガ粒子に飲まれて溶解するジェガン。
声を出す前に、モニターが白光で埋め尽くされ、爆風で機体が流される。
姿勢制御バーニアですぐに体制を建て直し、視線を前に戻す。
(ざまぁないな…何がこっちは任せろだ、クロード…お前は…生きろ。)
頭に流れる思念、一筋の涙がバイザーの中に浮かぶ。
「タルマン…少尉…。」
腕がたち、なにかと気にかけてくれた。酒癖は悪かったが、ひとつひとつ的確な指示をし、面倒見も良かった。
尊敬される人、もっともよく当てはまるであろう言葉。
だが、消えた。
死んでもその姿を、肉体をみることはできない。完全に消滅した。
「了解です!」
次々とロング・メガ・バスターの光軸で敵機を貫き、二機のフィン・ファンネルの交点で炎を弾けさせる。
「くそっ!きりがない!くっ!」
斬りかかってきたドラッツェのサーベルを、瞬時に抜いたサーベルで受ける。
一旦後退する。「後ろだっ!」
「えっ!」
振り替えると一筋の光が真っ直ぐ伸びてくる。あまりの眩しさに目をつぶろうとすると、何かの影が光を遮った。
うっすらと目を開けると、メガ粒子に飲まれて溶解するジェガン。
声を出す前に、モニターが白光で埋め尽くされ、爆風で機体が流される。
姿勢制御バーニアですぐに体制を建て直し、視線を前に戻す。
(ざまぁないな…何がこっちは任せろだ、クロード…お前は…生きろ。)
頭に流れる思念、一筋の涙がバイザーの中に浮かぶ。
「タルマン…少尉…。」
腕がたち、なにかと気にかけてくれた。酒癖は悪かったが、ひとつひとつ的確な指示をし、面倒見も良かった。
尊敬される人、もっともよく当てはまるであろう言葉。
だが、消えた。
死んでもその姿を、肉体をみることはできない。完全に消滅した。