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サンタをサガセ

第7章 こんばんは

私はその後セイジ先輩とせっかくだからと一緒にカラオケを楽しんだ



外に出るとフウカが待っていて先輩とはそこでお別れした


「どうだった?サンタの正体はセイジ先輩だった?」


私は人差し指をクロスさせて小さなバツをつくった


「じゃあどんな話したの?」


『う~ん先輩のサンタ論を聞いて、先輩はポエム書きそうで、歌った』


「へ~相変わらずよく分からんわ」


『私の中でも先輩の中でもお互いに″ナイ″ことがよく分かった…
私はただ憧れてただけだったんだなぁって』


「それでアンタが諦めきれるんならいいけど…」



私は何も言わずにコクっと頷いてみせた


「そういえば、さっき偶然トモに会ってね。
アンタ捜してたから後で一緒に行くわ~って言っといたから」

『えぇ~どこに?』


「いつもんとこって」


『また~?私あそこキライ!』

「私はけっこう好きだけど?」

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