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サンタをサガセ

第13章 さよなら

その後、毎年クリスマスイブには必ず指輪をして寝て

クリスマスには指輪をしたまますごして、アマトさんの作ったケーキを食べた



だけど、毎年記憶は消されていた


26日になるとアマトさんの存在はどこにも無くなる





昨日の私を恨みたい



全部思い出した私は

ただただ切なくむなしい気持ちでいっぱいだった



また会えるのだろうか?


来年になったらまた私のもとにアマトさんは来てくれるのだろうか?



甘い苺のケーキを食べさせてくれるのだろうか?






うぅん…


本当は分かってる…



きっともう私のもとには来ない

だから、今の私には記憶が全部あるのだろう



だからだろう…

私の目から涙がこぼれて止まらないのは…







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