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サンタをサガセ

第11章 0時ニトケルマホウ

後30秒


寝ようと思って潜り込んだ布団の中で携帯の待受画面を見る



秒数がどんどん増えてもうすぐ0になる


50…51…52…


もうすぐ、もうすぐアマトさんが言ってた明日になる



58…59…0


私は0の数字を見た


そこから後の記憶がない












次に私が気づいた時


目の前には真っ暗になった携帯の待受画面があった



ボタンを押すともう既に夕方だった


とても長い時間眠っていたみたいだ



ゆっくり体を起こす



あぁ…



そうか、こういうことだったんだ



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