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tall love

第4章 恋の始まり 悠騎side




そんな中で
唯一私をからかわない
男子がいた。


名前は神山成海(カミヤマナルミ)。

小柄で綺麗な顔をしていた。


その上明るく優しく
運動神経も良かったので
女子からも男子からも
人気があった。


成海という
女みたいな名前が
嫌いだと言って
下の名前で
呼んでいる人は
少なかった。


私はもちろん
あだ名の「成」と
呼んでいた。


私だけが
「成」と呼んでいた。


幼なじみということもあり
私たちは仲が良かった。


放課後は
いつも遊んでいた。





私が泣いている日以外は。


私は
成と一緒にいる時が
一番楽しくて
幸せだった。


でも女子からは
嫌われていた。


昔はいじめもあった。



でもある時から
いきなりなくなった。



今でも嫌われているが
いじめはなくなった。



私には成さえ
いれば良かった。



なのに…





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