tall love
第5章 悲劇 悠騎side
急に雰囲気と合わない声が
聞こえてきた。
入り口に立っている。
誰だ…?
「うわっ!!お前は誠華第二の頭じゃねぇか!!」
なんか男共は
めっちゃ慌てている。
誠華第二って確か
ここら辺じゃ有名な不良学校。
だった気がする。
1回潰したことがある。
まぁどうでもいっかぁ。
「あのっ!!この縄ほどいてくれませんか?」
「はぁ?何お前、友達より自分なのかよ…。」
ちょっとムカついた。
「いいから早くほどいてっ!!」
タメになってしまった。
「お前それが人にものを頼む態度かよ!!」
めんどくせぇ男だな。
「早くほどいてください。お願いします。」
何の感情も込めないで言った。
「ったくしょうがねぇな。ほどいてやるよ。」
そしてその人が
近づいてきた。
私は驚いた。