tall love
第2章 入学式 悠騎side
「ほら、着いたぞ。今日だけだからな!!」
「有り難う!!海斗兄!!またよろしくね。」
「送ってもらう気満々じゃねぇか!!」
「じゃあねぇ!!」
私は手を振って
走っていった。
海斗兄って呼んでても
実の兄ではない。
小さい頃に
遊んでもらっていた
いわゆる近所のお兄ちゃんが
たまたま一人暮らしをする
マンションの隣の部屋が
海斗兄だったんだ!!
海斗兄は
バイクに乗れるから
送ってもらった。
だって電車より
全然早いんだもん(^w^)
体育館の入り口に
行くと新入生で
溢れかえっていた。
人混みが嫌いな私だが
桜姫を捜すために
頑張って入っていった。
すると
どこからか声が
聞こえた。
声がした方に
振り向くと……