
リンクの恋説ムジュラの利用
第5章 クリミア編第2話 恋煩
「カー…フェイ…?」
俺がつぶやいた瞬間、クリミアさんの目がうっすらと開いた。
「ん、んん…、」
どうやら目を覚ましたらしい。
「あ、あの!こ、これは不可抗力というか、なんというか…。」
ごまかしきれない!!
「くすっ、おはようリンク君。ごめんね?」
そう言うと彼女は腕をスルッとほどき起き上がった。
「少し、寝過ぎちゃったかな。ロマニーに怒られるなー。」
そう言いながら伸びをするクリミアさん。
俺は心臓がドクドクなりながらもぎこちなく起き上がった。
