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第18章 校内散歩


「ちょっと待って、ね。三好さん、足速いから……すぐに」


 そう呟きながら優しく背中を撫でる小野寺の手に、悠理はビクビクと肩を跳ねさせる。

 相変わらずクリトリスを刺激しているローターは痺れるような快感を生み、胸の突起は昨日より格段に良くなってしまっているが、誰かに触れられるということ自体が快楽になり始めていた。

 ――や、あんっ、も、だめぇっ……!

 耳を澄ませば聞こえるバイブ音やぐちゃぐちゃと鳴る淫音、そしてもう三好たちが来てしまうかもしれないという切迫感に、悠理は神経を追い詰めさせる。

 しかし、その焦燥感や興奮が絶頂を煽り、声を我慢することさえ危うくなっていた。

 
「はぁ……っん、ん、んうぅっ……!」


 そんな悠理の様子にオロオロと狼狽えている小野寺の傍へ、それまで不自然に黙っていた爽真が膝を屈めた。

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