
大好き…なのっ
第5章 夜
「緩奈…」
―どきっ
鏡先輩が私の名前を呼んでくれた。
あぁ感動して涙が出そうだぁ。
「可愛い名前だね。」
―きゅんっ
か…可愛い名前…
倒れちゃいそうなくらい嬉しいっ
「あ…ありがとうございます///」
「でも緩奈ちゃんには"よだれちゃん"の方があってるかも(笑)」
う゛っ…そんなぁ…
私はいっきにしゅんとなった。
「わっごめんっ!本気で言ってないからね?(汗)そんなにしょげないでっ(汗)」
こ、ここは勇気を振り絞ってっ―
「な、名前でっ呼んで、ください…///」
ぎゅっと目をつぶった。
はっきりお願いするのって恥ずかしい。
「えっ…」
