
大好き…なのっ
第5章 夜
「う、うん…分かった。」
鏡先輩は口元に手の甲を当て、ちょっと目をそらして言った。
分かった。って…や、やったぁーっっ!!!
名前で呼んでもらう約束取り付けたーっ!!!
「ありがとうございますっ!」
私は満面の笑みで言った。
「じゃ、じゃあさ俺も一個お願いしていい?」
えっ!?
鏡先輩からのお願い!?
そりゃもちろん…
「はいっ!何でも聞きますっ!」
「(笑)緩奈ちゃんのメアド教えて欲しいな。」
「はいっもちろん!喜んで…ぇえええっ!?」
私は驚きすぎて変な声を出してしまった。
「緩奈ちゃん面白い(笑)」
鏡先輩に笑われる。
「わっ、私のでいいんですかっ!?」
「他に誰がいるの(笑)」
