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2人のBirthday

第3章 寄り合う心

『…スズ』


寝ているスズを見ながら僕は、そっと名前を呼んだ。


「ん……レン」


『ごめん、起こしちゃったね』


僕は、そっとスズの頭をなでた。


『もう大丈夫?』


「うん、ありがと」


“ありがと”スズはそう言うとニコっと笑った。


そうあの笑顔で


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