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秘密の時間

第17章 ◇偽り

「おかえり、遅かったな」

「あ、ただいま
まだ起きてたの?」

「あぁ、ちょっと仕事片付けてて」

「そっか。お疲れ様」

私は平然を装い答える

夫の顔を見るのがどことなく辛い…
今更だけど罪悪感も多少なりとある。

「ご飯は?用意しよっか?」

「いや、いいよ。帰りに職場の人と食べてきたから」

笑いかけてくれる夫

私もまた笑いかける



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