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秘密の時間

第21章 ◇帰路

食事を終えファミレスを出る

私のテンションはすっかり戻っていた
車のエンジンをかけタバコに火をつける彼


ーーー13時半


「明日戻るけど、またこっち来る時は連絡いれるから」

「うん…」
次はいつ会えるかわからない状況で、これ以上言えなかった


「さくら、楽しかったよ」

「私も…私もすごく楽しかった
たくさん松田さんに会えたし、温泉旅行も行けて本当に嬉しかった」

優しく微笑む松田さん






その笑顔反則だよ…
離れたくなくなるじゃん

一気に寂しさが込み上げる

けど、不倫の関係…
いちいちこんな涙流しちゃダメだよね

初めからわかってた事


彼との関係を続けるためにも、彼を困らせない
重たくならない関係を約束したはず。



けど…

やっぱり寂しさが込み上げる




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