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秘密の時間

第2章 ◇2人


支店長なだけあり、部署内ではやはり一目おかれる存在の彼。
彼と話す社員さん達は、それなりに緊張していたり、時には表情が引きつったりしている。


直接の繋がりがないせいか、
昔から知っているせいか、
私は緊張する事もなく、いつも通りのふざけた会話や趣味の話題を楽しんでいた。



ある時、社内のパソコンに彼からメールがきた

〝お疲れ様〟

ある店舗で開催したイベント時の写真が添付されていた。満面の笑みの私がいた(笑)

他の社員たちの写真もあり、皆でまた盛り上がった


〝どーもです!
私、満面の笑みすぎですね(笑)〟

この時私は、社内のパソコンからではなく自分の携帯から彼のパソコン宛にメールを送った。

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