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秘密の時間

第18章 ◇巡り合わせ

隣に座っても何だが落ち着かない

「松田…さん?」
松田さんの顔を覗き込む

私をジッと見ながら松田さんの顔が近くなる
優しく触れる唇…


何度も何度も唇を合わせる
ほっぺたや首筋にも



「谷本に何か言われたか」

私は首を横に振る
「きっと私を励ましてくれたんだと思う
私、企画書で行き詰まっていて…
そんな時に谷本支店長が現れて、すごく落ち着けたの」

「そっか」
松田さんは優しく笑った

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