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秘密の時間

第18章 ◇巡り合わせ

嬉しくて何度も何度も彼にキスする
自然と彼も微笑み返してくれた

ゆっくり唇を離し、彼が言った

「泊まれる…?」

私は驚き、彼の目を見て固まった
当たり前だけど今まで彼と外泊をした事はない。

「もし泊まれるなら温泉でも行こう」
ゆっくり、優しい声で彼が言う


「あ…っ、うん…大丈夫」
嬉しさと照れくささが入り混じる


考えてもいなかった彼との温泉旅行
こんなチャンス二度と来ない…

そうと決まれば明日の準備をしなきゃ

送ると言う彼を断りタクシーに乗り自宅へ帰る

夫の社員旅行の準備だけではなく、自分の荷物も準備する。どこか懐かしい…ワクワクする気持ち



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