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秘密の時間

第21章 ◇帰路

10時
チェックアウト時間


荷物を車へ積み帰路につく




彼との時間は、2時間でも3時間でも短く感じる
他愛もない話をしながらも笑は尽きず
さようならまでの時間が近づいていく


「昼メシ何がいい?」

「うーん…いっぱいご馳走食べたからシンプルなものでいいかな」

「ファミレス系?」

「うん!」


昼間から明るい店内で食事ができるのは
とても珍しい事だった
ましてやファミレス
最初で最後かもしれないな…



夫は夕方には帰ってくる
遅くても15時には家に帰らなきゃ片付けや夕食の支度ができない


あー憂鬱…



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