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秘密の時間

第8章 ◇1ヶ月後

「何か今日は違いますね?」

「俺だってたまにはオシャレな店にくるよ(笑)」

こんなことならもっとオシャレしてくるんだったなぁ…。松田さんのスーツ姿はより一層素敵に見えた。


「そう言えば、遅いですね?」
誰がくるのかは聞いていなかったけど、まだ来ていない。

「誰が?」
松田さんは不思議な顔でこっちを見る

「誰って、今日接待する人!」

「あぁ(笑)いないよ」

「えっ⁇」

「今日はこの前のお礼だから、接待じゃないよ」
優しい笑顔で松田さんが言った。


そう言う事か…
私が勝手に思い込んでただけで、最初から2人で食事する予定だったんだね。


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