テキストサイズ

秘密の時間

第13章 ◇距離

部屋に入るなり私を抱き寄せる
沈黙が二人を包む



たかが浮気

されど浮気…



「さくら…」
松田さんの問に顔をあげる

どちらともなく自然に唇を合わせる
何度も、何度も…
目の前にいる事を確認するかのように




ネクタイを緩めジャケットを脱ぎ捨て、
私のカーデガンとシャツのボタンを外す。


彼の指先が触れる場所が次々と熱くなる…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ