
*えっちな短編小説*
第2章 おにいちゃんとあたし
その日の学校は全く記憶にない。
というより今日からお兄ちゃんと2人きりだということに浮かれて頭に入らなかった。
学校が終わるとバタバタと家へ帰った。
「たっだいまー」
と言ったものの返事がない。
あれ?お兄ちゃん今日は大学休みだって言ってたのに。
と思いながら靴を脱ぎ捨てリビングへ行く。
「…いない」
つまんなーい。
とソファーに腰を降ろそうとした時だった。
「…………ぁっ…や」
と微かに2階から声が聞こえた。
まさか泥棒!?
とあたしはそーっと階段を登った。
