
*えっちな短編小説*
第2章 おにいちゃんとあたし
あたしは見てはイケないものを見てしまったのではないかと思い、とっさにドアを閉めた。
勢いよく閉めたドアの音に気付いたお兄ちゃんは、
「……アヤ?帰ったのか?」
と扉に近づいてくる。
心臓が物凄い音を立てる。
―ガチャ
お兄ちゃんが扉を開けた。
あたしはさっきの事を思いだし顔が真っ赤に染まっていた。
「………」
「………」
二人の間に沈黙が流れる。
どうしよう…。
と考えていると先に口を開いたのはお兄ちゃんだった。
「……アヤ、もしかして見た?」
ドキッ
どうしよう……。
あたしが固まっていると、
チュッ
急に視界がお兄ちゃんの綺麗に整った顔が遮り唇に柔らかい感触があたった。
