
*えっちな短編小説*
第4章 オラオラな不良くんと
「…俺のせいで怖い思いさしてごめん。ごめん…」
彼は何度もあたしに謝ってきた。
あたしはただただ泣く事しか出来ず首を横にブンブンとふった。
とりあえず服を直してベンチに座る。
お互い俯いたまま。
「…あの、貴方のせいじゃないんで。気にしないでください…」
あたしは無理に口角をあげ、笑った。
すると、金髪頭がまた抱きしめてきた。
「…笑わなくていい、から」
あたしはひたすら泣いた。
すると、金髪頭がそっとあたしに唇を被せた。
あたしは目を丸くする。
けど、今はこの感覚が心地よくて体を任せた。
