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私は陽の背中に手を伸ばした。


｢朱里、、いいにおい｣

｢っ…そ、そんなことない｣

｢朱里、かわいい｣

｢っ｣

どきどきどきどき


私は静かに陽の首筋に
キスした。


｢ちゅ｣

ちっちゃいリップ音が
響いた。

｢朱里…。ごめんね？奥手で｣

｢そんなことないよ｣

｢そんなとこじゃなくて、本当は…｣


そういって陽は
私の唇に


ちゅ



キスをした。


彼との初のキス。

すごくやわらかくて
幸せ。