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R18っぽいけど実際はU15

第1章 月

それはある日のスタバでのこと


俺のとなりに座った女子高生の話


仮にそいつの名前をMとおく


Mは眼鏡をかけた委員長系


長い髪をときながらだるそうにケータイを打っていた


自慢じゃないがナンパなんてしたことない


けどそのときは、何かイケる気がして思い切って声をかけたんだ


「ねぇ、どっかであったことある?」


Mはガン無視


俺は何事もなかったかのようにフラペチーノを流し込んでその場をやり過ごす


その時丁度ケータイが鳴った


差出人は知らないアドレスから


件名はなく本文はただ一言


『ある』

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