君と僕。
第11章 迷路
ゴンッ
「ッ~~~~…!」
声にならない痛みが顔面に走る。
扉の前に立っていて覗いていたなら扉が開けられた時顔面にぶつかるのは当然なこと。
莉緒は、馬鹿だった。
顔面を抑えて痛がる俺
「お前………、確か来栖…」
お前ってなぁぁぁ
「このクソ野郎!顔面痛いじゃねーかバァーカ!!」
「いや、扉の前に立っていて扉が開かれた時顔面に当たるのは当然な事だろ」
「∑∑∑∑(°□°;)」
続けて華坂は言う
「何、覗き?嫌な趣味してんな」
「は、はぁぁぁ!?この学校でちょーぉ、人気な俺様が覗きでもすると思ってんの?」
「まぁ、超人気だか知らんが、覗きしてたのは事実だろ」
う゛っ…
ま、まぁ言われりゃ確かにそうだけどよ…