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いつかは忘れられるんだね…

第6章 二股女




その日は


屋上から

野球部の練習を見ていた


(あっもちろん
 新井先生を見てたんじゃなくて
 なんとなくグランドを眺めてただけ)



その時不意に声をかけられたんだ


「何年何組?」



「えっ!私??」




「そうだよ!


 こんなとこからグランド眺めちゃって…




 好きな人でも見てるの?」




この先生の顔…
超タイプ


かっこよすぎる



でも面倒くさいなぁ

ただぼーっとしてただけなのに




好きな人を見てたってことにするか…



「あっ…はい(笑)



 ピッチャーの人、
 超かっこいいんですよ」




「俺には見えない…


 目悪いからなぁ俺」

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